2025年度第二回 会員限定オンラインセミナー 開催決定
2025年度第二回 会員限定オンラインセミナーの開催が決定いたしました。
日時: 2025年10月22日(水)14:00-16:00
場所: オンライン(Microsoft Teams)
会費: 無料
プログラム
- 『「安全に失敗できる」治療内視鏡を再現するシミュレータの開発と教育』
菅野 武 先生 (自治医科大学 特命教授/東北大学 准教授)
内視鏡は解像度と操作性の向上により、手技の高度化が加速している。デンカ株式会社、U-A株式会社等と連携し、我々はこれまでに上部消化管出血と止血練習が可能な「潰瘍止血モデル」、疑似血管を十二指腸乳頭内に三次元的に配置し、切開~結石除去できる「十二指腸ERCP/ESTモデル」とをMedical rising STARシリーズとして開発し発売した。モデルの設計段階からの臨床的な視点が教育効果を高める。 - 『表面加飾で摩擦制御の可能性』
寺岡 啓 (産業技術総合研究所 人間情報インタラクション研究部門・主任研究員)
大園 拓哉 (産業技術総合研究所 エレクトロニクス基盤技術研究部門 分子機能アセンブリ研究グループ
加飾とは、表面に風合いを与えるための技術であって、例えばプラスチック成形品の皮シボである。通常、加飾は劣化を除き変化しない。そんな加飾に変形機構を与えて(動的加飾)、機能化しようというのが我々の目論見である。本講演では、制御可能なシワとドットによる動的加飾例を示し、その医療用モデルにおける展開可能性について説明する。 - 『触覚の捉え方:身体と運動が生み出す感覚のダイナミクス』
田中 由浩 先生(名古屋工業大学 大学院工学研究科・教授)
触覚は身体と対象との力学的相互作用を通じた自身の皮膚変形や温度変化を基にしている。さらに、触覚と運動には双方向の関係があり、画一的な動作を人間は使用しない。本セミナーでは、触覚の基礎から始め、身体に依存した複雑性を紹介し、触覚の捉え方を考察したい。
その他、詳細につきましては、別途ご案内いたします。
ご予定の程、どうぞよろしくお願いいたします。